1984年8月5日、ロスオリンピックで、初めての女子マラソンが実施された。
マラソンの定義は、42.195kmの公道コースを走る競技とされている。
その起源は、紀元前450年のマラトンの戦いで、勝利の伝令が駆け抜けたことは有名である。
近代マラソンでは、1896年にアテネで行われた第1回オリンピックから行われているが、女子マラソンが行われたのはわずか41年前のロサンゼルスからだった。
しかし、今や女子マラソンも世界中で大会が開催され、ロスの金メダリストジョーン・ベノイト(アメリカ)の2時間24分52秒のタイムも、作年のシカゴマラソンのルース・チェプンげティッチ(ケニア)の2時間09分56秒にまで短縮された。女子では初の2時間10分切りだった。
日本人のベストタイムは、2005年のベルリンマラソンでの野口みずきの記録が長く日本最高記録だったが、これも昨年の大阪国際女子マラソンで前田穂南が2時間18分59秒という記録を打ち立てた。
今年東京で開催される世界陸上では、2日目となる9月14日午前8時にスタートする。
出場選手は、安藤友香(しまむら)、小林香菜(大塚製薬)、佐藤早也伽(積水化学)の3選手だ。
良いレースを期待したい。