ラグビーの早慶戦が始められたきっかけは、創部まもない早稲田ラグビー蹴球部が1922(大正11)年に日本のラグビーのルーツ校である慶應義塾大学體育會蹴球部に対戦を申し込んで始まった。
当時の早稲田の中村元一という渉外担当部員が、現在の気象庁に当たる中央気象台を訪ね、過去50年の晴雨の統計を調べたという。その結果、当時の新嘗祭の日は気象台が開設以来、一度も雨が降っていないことを突き止め、その日11月23日を早慶戦の日に定めた。現在の勤労感謝の日である。
ところが、今年はなんと北海道を除くほとんどの場所で雨が降っているらしい。
珍しい事だ。
戦争による中止はあるものの、今日の対戦が99回目である。(1942年のみ、5月16日と11月29日の2回行われていて、この2回のみが異なった日付)
戦後は、ほぼ秩父宮ラグビー場で行われている。
戦績は、早稲田の71勝20敗7分
大学選手権などでは、早稲田の8勝2敗1分
また、新たな1ページが加わる伝統の対戦。
雨は誠に残念だが、きっと良い闘いを見せてくれるに違いない。