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  ジャコビニ彗星の日
Rakza MAGAZINE

ジャコビニ彗星の日

2020.10.09
編集長の独り言
田中 尚雅

1979年12月1日、ユーミン(松任谷由美)の8枚目のオリジナルアルバムがリリースされた。「悲しいほどお天気」というタイトルのアルバムだ。

 

このアルバムは大学最後の生活を送っていた僕に衝撃を与えた。

それまでもそうだったが、ひとつひとつの曲に明確なストーリーを感じたからだった。

特に1曲目の「ジャコビニ彗星の日」は、見事だった。イントロはまるで宇宙に誘うようなサウンドであり、「夜のFMからニュースを流しながら」という詞で始まる。

そして、72年10月9日に現れるといわれた流星群を待ちながら、最近少しずつ距離を感じ始めている恋人のことを思う、というストーリーが切ない。

 

この流星群は、ジャコビニ・ツィナー彗星から放出される流星物質が肉眼で見られるもので、正式には「10月りゅう座流星群」と呼ばれるらしい。

1972年は当たり年とされ、この流星群が現れるということで大ブームになったようだ。しかし予想は外れ、流星群は現れなかった。

そのことが曲の発想につながったのだろうか。

 

1972年なら僕は中学3年であり、79年に「ジャコビニ彗星の日」を聴いた時、僕は中3の自分自身を思い出そうとしたのだった。

そして今日は、この曲を初めて聴いた時の自分を思い出している。

ユーミンのひとつの歌が、僕の異なる3つの世代を繋いでくれたことに感謝したい。

田中 尚雅
Naomasa Tanaka
クリエイティブ部門を担当する田中尚雅です。MAGAZINの編集長でもあります。
社会が幸福になるには、それを構成する一人ひとりの幸福こそが必須です。 そのために、あらゆる方法で人と伴走したいと考えています。
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