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  「おくりびと」がアカデミー賞に輝いた日
Rakza MAGAZINE

「おくりびと」がアカデミー賞に輝いた日

2021.02.22
編集長の独り言
田中 尚雅

2009年2月22日、第81回アカデミー賞の授賞式が行われ、日本の映画「おくりびと」(滝田洋二郎監督作品)が外国語映画賞(現在は国際長編映画賞)を受賞した。

 

日本映画は、「羅生門」(黒澤明監督)、「地獄門」(衣笠貞之助監督)、「宮本武蔵」(稲垣浩監督)が過去に受賞しているが、54年ぶりの快挙となった。

 

「おくりびと」は青木新門著の「納棺婦日記」に感銘を受けた本木雅弘が、自ら映画化の許可を得たが、脚色の部分で原作者と相いれず、「納棺婦日記」とは別物として映画化された。

しかし、本木の思い入れは相当強く、実際に納棺師の元に通い、その手法を学ぶとともに綿密な役作りを行なったという。

ここではストーリーには敢えて触れないが、人の生と死や、家族の思いを描いた作品として、僕は素晴らしい映画だと思っている。

小山薫堂の脚本、久石譲の音楽、山形の景色も素晴らしいが、本木の周りを固めた役者もまた名演を見せてくれた。

広末涼子、山崎努、余貴美子、吉行和子、笹野高史、杉本哲太、峰岸徹などのキャスティングが光り、日本アカデミー賞では作品賞・監督賞・脚本賞・主演男優賞・助演男優賞・助演女優賞・撮影賞・照明賞・録音賞・編集賞を獲得した。

 

この映画の完成を待たずに、本木雅弘の事務所、フロム・ファーストの小口健二氏が亡くなったが、エンドロールには企画協力で名前が見られる。

僕も大変お世話になった方で、その名を見た時には涙が出た。

田中 尚雅
Naomasa Tanaka
クリエイティブ部門を担当する田中尚雅です。MAGAZINの編集長でもあります。
社会が幸福になるには、それを構成する一人ひとりの幸福こそが必須です。 そのために、あらゆる方法で人と伴走したいと考えています。
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