西暦930年6月26日の午後、平安京内裏の清涼殿に落雷があり、大納言藤原清貫らが即死した。
この年、平安京では日照りが続き、公卿たちが雨乞いを相談していた時の出来事だという。
この落雷は、左遷され太宰府で命を落とした菅原道真の祟りであると信じられ、道真の学者としての名誉を回復し、雷の神「天神」として祀られることにもつながった。
昨年4月には、宮崎市のサッカーグラウンドで落雷があり、熊本県立熊本高等学校のサッカー部員など18名が病院に運ばれたが、一人は半年後にも意識不明の重体という事故があった。
この時期、実に落雷の事故が多く、特にグラウンドやゴルフ場、海などは危険であり、建物や乗り物の中に逃げ込むしか安全な場所はない。
日本では7月にもっとも落雷事故が多いとのこと。木の下などに避難しても即撃雷にやられることもあるので注意が必要だ。