Now Loading...

  万年筆の日
Rakza MAGAZINE

万年筆の日

2024.09.23
編集長の独り言
田中 尚雅

1809年の9月23日のこと、イギリス人のフレデリック・バーソロミュー・フォルシュが、軸の中にインクを貯蔵できる筆記具を考案し、特許を取得した。

英語では、Fountain penと呼ばれている。まさに泉のようにインクが湧き出したのだろう。

当時は、ペン先からバルブでインクを吸い上げる物だったが、インク漏れなどの問題があり、それを解決したのでアメリカ人のルイス・エドソン・ウォーターマンで、1884年に毛細管現象でペン先にインクを送る仕組みを発明した。

写真は芸術的な美しさを持つヲーターマンのペン先

僕が万年筆を使い始めたのは高校の頃で、今はわからないが当時の早稲田大学の入学試験は万年筆かボールペンしか使えなかったことに由来している。

かつては筆圧の強さから、よくペン先を破損してしまったが、現在は安価な物も手に入りやすく、数本を使い分けている。

万年筆で思い出す映画は、「Closed Note」だろう。

教員を目指す学生・堀井香恵(沢尻エリカ)が万年筆の専門店でアルバイトをしていて、画家の石飛リュウ(伊勢谷友介)が理想の万年筆を探し求めて買いに来るシーンは印象的だった。

原作・雫井脩介 監督・行定勲 他に竹内結子、板谷由夏、田中哲司などが出演。2007年

ちょっと不思議なこの物語、今夜あたり、あらためて見直してみたい。

まあ入院中は無理だけどね!

田中 尚雅
Naomasa Tanaka
クリエイティブ部門を担当する田中尚雅です。MAGAZINの編集長でもあります。
社会が幸福になるには、それを構成する一人ひとりの幸福こそが必須です。 そのために、あらゆる方法で人と伴走したいと考えています。
この記事を書いた人

CONTACT

あらゆるお問い合わせは、
下記フォームからお気軽にどうぞ
PAGE UP