4月1日には嘘をついても良いという風習がある。英語では「エイプリルフール」。
日本語では「四月馬鹿」、中国語では「愚人節」、フランス語では「プワソン・ダヴリル(四月の魚)」という。
しかし、その起源はまったく不明である。
最近はあまりこの日を特に取り上げることも無くなったが、かつては世界各地でメディアが嘘の報道をし、混乱をもたらしたこともある。
そこで思い出すのは「エイプリルフールズ」という映画。
2015年の公開で、フジテレビの「リーガル・ハイ」の古沢良太が脚本、演出の石川淳一が監督を務めた。
4月1日を公開日とするため、東宝映画としては珍しく水曜日公開となった。
登場人物がつく、小さな小さな7つの嘘が、とんでもない奇跡をもたらすというストーリーだ。
この映画の面白さは見ていただくしかないが、公開から数年を経ても奇跡が起きているような気がしてならない。
主演の戸田恵梨香と松坂桃李がその後、実生活で結婚したこと。
父親に誘拐される小学生役を演じた浜辺美波が、今となってはスターになったことなど。
小さな罪のない嘘なら、悪くないなと思わせてくれる。