1959年3月17日、日本初の少年向け週刊誌「週刊少年マガジン」(講談社)と、「週刊少年サンデー」(小学館)が発刊された。それまでは月刊誌が主流だったのだ。
創刊当時は、少年サンデーに手塚治虫の「スリル博士」、寺田ヒロオの「スポーツマン金太郎」、藤子不二雄の「海の王子」などがあり、30円という価格もあり、連載小説が中心の少年マガジンを引き離し、30万部(マガジンは29.5万部)を売り上げた。
創刊号の表紙は、マガジンが大相撲の朝潮太郎、サンデーがプロ野球の長嶋茂雄で、すでにここから熾烈な戦いが始まっていた。
少年マガジンは第5号から価格を30円に値下げし、その後ちばてつやの「ハリスの旋風」から快進撃が始まり、「巨人の星」「あしたのジョー」の連載を始め、1967年にはついに100万部を突破する。
このころ、手塚治虫の「W3」や赤塚不二夫の「天才バカボン」がマガジンからサンデーに引き抜かれる事件も勃発し、両誌のライバル間の競争はずっと続く。
ちなみに2023年4月〜6月の発行部数は、少年マガジン37万部(2位)、少年サンデー16万部(7位)で、ダントツトップは「週刊少年ジャンプ」の117,6万部となっている。
僕らの世代のバイブルとも言えるこれらの雑誌。
いつまでも頑張ってほしい。