天保11年3月2日、遠山の金さんとして知られる遠山景元が、北町奉行を拝命した。このことにより、この日は「遠山の金さんの日」として知られる。
景元は青年期に彫り物を入れたとされており、そのことが一連の遠山の金さんシリーズに繋がっているのだが、本当に「桜吹雪」であったのか、お白洲で一歩踏み出し片肌脱いで見せたのか、それははっきりとはしていない。
ただ現代では、「遠山の金さん」は、「水戸黄門」や「暴れん坊将軍」とならぶ、時代劇の定番となった。
景元の奉行としての評判は上々で、徳川家慶から奉行の模範と讃えられたという逸話も残っている。実際景元はのちに、大目付にもなり、また南町奉行となり、最後は仏門に入ったようだ。
テレビ朝日が40年近く続けていた遠山の金さんシリーズでは、多くの役者が金さんを演じた。
中村梅之助、市川段四郎、橋幸夫、杉良太郎、高橋英樹、松方弘樹、松平健、いずれも堂々たる看板役者だ。
どの金さんがお好みだろうか?
僕は、最も長く金さんを演じ、個人的にも付き合いのあった松方弘樹の金さんを推したい。