1510年ポーランドの天文学者、ニコラウス・コペルニクスが「コメンタリオルス」を出版し、太陽中心説(地動説)を初めて公にした。
地動説を初めて唱えたのは、アリスタルコスで紀元前3世紀のことだったが、地球が太陽の周囲を公転していることを論理的に最初に唱えたのが、コペルニクスだった。
コペルニクスは1473年2月19日であることから、この日は「天地の日」となった。
コペルニクスは、経済学においても「グレシャムの法則」を提唱したほか、カトリック司祭、法学者、占星術師、医師でもあった。
時代も専門も違うが、日本で言えば平賀源内のようなマルチクリエイターだったのだろうか?
ずいぶん話が下世話になってしまうが、長谷川法世作・画の漫画「博多っ子純情」(1976年から「漫画アクション」連載)では、登場人物が男女の初体験のことをコペ転(コペルニクス的転回)と呼んでいて、コペルニクスという人物がもたらした考えが、まさに天地がひっくり返る発見であったことを印象付けた。