1976年1月31日、鹿児島市立病院で日本では初めての五つ子が誕生した。
五つ子を授かったのは、当時NHK政治部記者だった山下頼充さんと妻の紀子さん夫妻で、男児2人、女児3人の5卵生の赤ちゃんだった。
名前は、福太郎(ふくたろう)、洋平(ようへい)、寿子(ひさこ)、妙子(たえこ)、智子(さとこ)と名付けられた。
五つ子の誕生は、不妊症の治療として使用された排卵誘発剤によるものだったが、その後NHKで特集番組が放送されたり、民放ではドラマになったり、さらに先には長女の東京大学入学が伝えられたりして、世の中の大きな話題となった。
多胎児としては、オーストラリアでは九つ子、メキシコでは八つ子。スウェーデン・ベリギー・アメリカの七つ子が知られている。
それにしても、たったひとりの子どもでも育てるのや世話は大変なことであり、多胎児をもつ親やご家族の奮闘を思うと賞賛したくなる。
五つ子ちゃんたちも今日で48歳、どんな人生を過ごしているのだろうか?