1970年1月30日、公衆電話の市内通話電話料金が「3分10円」と定められた。このことに由来して、この日が「3分間電話の日」と定められた。
それまでは1通話10円で、時間が無制限だったため、公衆電話での長電話が問題視されていた。そういえば、電話ボックスに行列ができるなんてことも確かにあった。
ちなみに現在の公衆電話は10円で60秒、NTTの固定電話は3分間で9円弱となっている。
我々の世代はもう3分10円が当たり前になっていて、合宿や修学旅行、研修などで集まると、10円玉を山のように積んで電話をする人の姿が珍しくなかった。
実際に日テレの研修所があった軽井沢のピンク電話などは、10円を入れすぎて、入らなくなるなんていう事態もあった。今となっては、信じられない話だ。
100円硬貨が使える黄色電話の登場は1972年、またテレホンカードの発売は1982年のことだった。
公衆電話の数は、1993年の93万4903台がピークで、2016年には16万1375台にまで減少したが、いまは緊急時の連絡手段確保のために、再び増加に転じているという。
電話が、戦後もっとも進化し、発展したものではないだろうか?