1957年1月29日、地球科学者・永田武隊長率いる南極観測隊が東オングル島に上陸し、本格的な南極観測が始まった。
この年から58年にかけては国際地球観測年であり、世界各国が協力して南極大陸の観測・調査を始めており、日本も参加した。
当時の基地はプレハブ4棟のみで、大変な環境の中での観測作業だった。
現在は60以上の大小の棟があり、3階建ての管理棟のほか、居住棟、発電棟、汚水処理棟、環境化学棟、観測棟、情報処理棟、衛生受信棟、焼却炉棟、地学棟などに別れている。
また、管理棟の中には、医務室、厨房、食堂、通信室、公衆電話室、図書室、娯楽室などもあるという。
観測隊員は約60名で、そのうち40名が越冬する。
僕の中高の同級生が元京都大学の教授で、ずっと昔の話になるが南極観測隊員となったことがあった。当時は男性だけしかいない環境で、隊員は身だしなみを気にしなくなり、髭を剃る習慣もなくなったなど、いろんな話を聞いたことがある。
南極を舞台とした映画もいくつもあり、さまざまなエピソードが散りばめている。今日は映画の「南極料理人」でも見てみようか。