1871年1月24日、「郵便規則」が制定された。
そして3月1日から、東京・京都・大阪の間で郵便業務が開始された。
当時は、東京と大阪の間を3日と6時間かかったという。
それまでは飛脚便に頼っていたというのだから意外と歴史は浅い。
今日が153年目の記念日となる「郵便制度」は、政治家・前島密の建議によって始められ、その功績から前島は「郵便制度の父」と呼ばれ、1円切手の肖像になっている。また、胸像は日本橋郵便局に鎮座している。
3都市で始まった郵便制度だが、その後、横浜、神戸、長崎、函館、新潟と広がっていき、その後江戸時代に地域のまとめ役だった名主に、自宅を郵便取扱所とする旨を要請した。
1873年に全国約1100か所の名主が郵便取扱所を快諾したため、一挙に全国に拡大した。
僕は手紙や葉書を書くのが大好きで、そういう意味では普通の人よりずっと「郵便制度」の恩恵に預かっているのかも知れない。最近は歳のせいか手が震えることもあり、さすがにあまり書かなくなってしまったが。
母が亡くなった時、僕が学生の頃に送った時からの手紙が全部残されていて、もっとたくさん書けばよかったと思うことしばしである。