1891年12月21日、アメリカのスプリングフィールドで、世界で初めてバスケットボールの試合が行われた。
カナダ人のジェームズ・ネイスミス博士は、冬に屋内で楽しめる競技を模索していて、ボールを使用し、ラフプレーが行われにくい球技としてのバスケットボールを考案した。
画期的だったのは、ボールを保持して走ることができないというルールであり、誰にも手が届かない位置に、そのボールを放り込むゴールを設置したことだった。
今や、日本の中学や高校の体育でも必ず習うスポーツとしてのバスケットボールだが、ゴールの高さ(10フィート=3.05m)だけは、その頃から変わってはいない。もっとも、今はそこに手が届き、ダンクシュートが当たり前になっていることは誰もが知っていることだ。
僕は中学、高校とバスケットボールクラブに属していたが、当時はバレーボールの方が人気が高かった。それはおそらく、世界の中での日本の強さに関わっていたと思われる。
もっと早く「SLAM DUNK」が発表されていたら、きっと違っていただろうに。
しかし、「バスケ」は愛すべきスポーツであることに変わりはない。
バッシュが体育館の床で鳴らす、「キュッキュ」という音が好きだった。