ノーベル賞の産みの親である、アルフレッド・ノーベルはスウェーデンの物理学者で、ダイナマイトを発明し、巨万の富を得る。
しかし、兵器の原料となるダイナマイトを発明したことから「死の商人」などと新聞に書かれたこともあった。
そのことを気に病んだのかどうかはともかく、世間に何らかの貢献をしたいという意思を持っていたようだ。
ノーベルの死の1年以上前の1895年11月27日にノーベルが書いた遺言に、「ノーベル賞」制定の意思が明確に記されていたことから、この日がノーベル賞制定の記念日になった。
ノーベル賞には、「物理学賞」、「科学賞」、「生理学・医学賞」、「文学賞」、「平和賞」があり、その選考を行う団体や発表される日にちが異なってはいるが、授賞式はノーベルの命日である12月10日(1896年)に、ストックホルムで行われる。
アルフレッド・ノーベルは、その死後も、世界の様々な研究や活動を支援し続けている。